来年1月から新NISAの制度が始まります。新NISAは、現行NISA(「旧NISA」と呼ぶのだそうです)が大幅に拡充されており、今後の日本人の資産形成に大きな影響があると考えられます。

 旧NISAの制度のうち「一般NISA」は、2014年から年間投資枠100万円で始まり、2016年に120万円に拡大されて現在に至っています。一般NISA口座では、株式(外国株を含む)や投資信託などが購入可能です。運用期間は5年間で、購入から5年経過すると引き続きNISA口座で運用する手続きをしない限り自動的にNISA口座から特定口座や一般口座に移管されます。

 2018年から年間投資枠40万円の「つみたてNISA」が始まりましたが、こちらは手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した株式投資信託とETF(上場株式投資信託)に購入商品が限定されています。運用期間は20年間と長く設定されています。なお、一般NISAとつみたてNISAの併用はできないことになっています。

 新NISAでは、一般NISAが「成長投資枠」として引き継がれ年間投資枠が240万円に拡大、つみたてNISAが「つみたて投資枠」として引き継がれ年間投資枠が120万円に拡大され、両者の併用が可能になります。年間投資枠は合計360万円になりますが、運用期間の定めはなく、生涯投資枠が1,800万円ですので、最短5年間で生涯投資枠を満杯にすることができます。

 私は、2014年から現在に至るまで一般NISA口座を使っています。一般NISA口座では、日本株のほか、2019年から米国ETF(VOO、VTI、VEA)も購入しています。日本株は最近こそ調子が良いですが長らく低迷していましたので、折角の一般NISA口座であまり上手く運用できていませんが、米国ETFについては相場なりの含み益が出ています。

 新NISAの「つみたて投資枠」では基本的に投資信託を購入することになりますので、私はVOOの代替としてSBI・V・S&P500インデックス・ファンドを購入することとしました。「成長投資枠」では一般NISA口座と同様にVTIとVEAを中心に購入していきますが、一般NISA口座で購入済の日本株を新NISA口座へ入れ替えることもやっていきたいと考えています。

著者

還暦おじさん

サラリーマンとして55歳の誕生日を迎えた2018年に関連団体に転籍し、今年(2023年)還暦を迎えました。転籍退職金などを元手にネットで情報収集しながら資産を楽しく運用しています。

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