実家の片付けを始めてから、毎週とまではいきませんが、月に2~3日程度、暑い日も寒い日も車で1時間程度の実家に通い粛々と作業を進めました。そうして1年半位経った2023年のゴールデンウィークの頃、やっとゴールが見えてくるようになりました。

 実家を片付けると言っても、すぐに家を解体する予定があるわけではありません。私の居住地は南海トラフ地震で浸水すると見込まれている地域ですので、万一の場合には実家を避難場所として活用しようと考えています。

 そのため、実家には短期間の生活ができるために必要なモノを残しておくことにしました。具体的には、ダイニング・キッチンにエアコン、冷蔵庫、電子レンジ、オーブントースター、湯沸かしケトル、食卓、必要最小限の食器などを残しました。また、客間(洋間)にはエアコン、応接セット、作業机、本棚など、就寝場所として予定している和室(1階1室、2階1室)にはエアコンと必要最小限の寝具類です。
 なお、実家はオール電化住宅に改装しているため、給湯用の電気温水器も残しています。

 ダイニング・キッチン、客間、和室以外の部屋にはモノを置かないようにし、その他の部屋については、昔馴染みの実家近くの家電店にお願いしてエアコンを取り外してもらいました。また、照明器具は自分で取り外し処分しました。

 片付けていると、両親の昔の写真、親族の結婚式の写真、家族でとった写真を整理したアルバム、卒業アルバムなどが大量に出てきましたが、流石にこれらはすぐに捨てることを躊躇したため、とりあえず客間の本棚に保管しています。
 なお、1階の和室にある仏壇だけは片付けるというわけにもいかず、そのままにしています。

 こうして実家の片付けは一段落しましたが、今後災害時の避難場所としての活用を考えていることから、電話回線やインターネット回線の契約は解約した一方、電気と水道は契約を継続しています。ただし、冬場は気温によっては水道が凍結するおそれがあるため、12月末から3月初まで実家に滞在していない時は水道の元栓を閉めることにしています。

 また、電気温水器は通電しておくと毎晩湯を沸かしますが、電気の使用量が多いため、本体のスイッチを切っておくことにしました。深夜電力で湯を沸かすタイプなので、ガス給湯器などと異なり、実家に到着してスイッチを入れても、次の日にならないとお湯が使えないという不便さがあります。
 このことには、片付けで汗をかく夏に風呂に入ってから自宅に帰るようになって気が付いたのですが、電気温水器には遠隔で本体のスイッチがオン・オフできるような機能を付加してほしいと思います。

 さて、片付けは終わったものの今後も毎年春から秋にかけて、庭の草取りのため定期的に実家に出向かないといけないと思っていたところ、ビッグモーターの除草剤散布事件が発生しました。その時初めて、除草剤を撒けば草を取らなくて良いということに気付くことができました。

 早速実家の近くのホームセンターに行き、除草剤を物色しました。様々な除草剤が販売されていましたが、実家に頻繁にいかなくても良いように、6カ月間効果が持続するという製品を購入し、庭に散布しました。ただし、植木が枯れてはいけないので、植木の近くには散布しませんでした。その部分に生える草は自力で取るしかありません。
 その後、除草剤を散布した箇所には草が生えなくなり、おかげさまでその絶大な効果を確認することができました

 なお、2年近くかかりましたが、実家の片付けを自力で完了させたことのご褒美として、妻と温泉宿にかに料理を食べに行きました。その内容は、先日、本ブログに「かに料理と温泉宿」の記事として掲載しています。

著者

還暦おじさん

サラリーマンとして55歳の誕生日を迎えた2018年に関連団体に転籍し、今年(2023年)還暦を迎えました。転籍退職金などを元手にネットで情報収集しながら資産を楽しく運用しています。

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