証券取引がオンラインで出来るようになっていた2000年(平成12年)1月に、初めて野村證券に「野村ホームトレード」というオンライン口座を開設しました。当時はまだインターネットが普及していないため、アナログ電話回線を利用したパソコン通信「ニフティサーブ」のサービスを利用して口座にアクセスしていました。なぜこの時期に証券口座を開設する気になったのかは全く覚えていませんが、おそらく当時はそれほど忙しくない職場にいたので、時間と心にゆとりがあったからではないかと思います。

 証券口座を開設しても最初は何を買って良いかもわからなかったと思うのですが、保管していた当時の資料をみると、「フィディリティ・ジャパン・オープン」と「ゴールドマン・サックス・世界債券オープン Aコース限定為替ヘッジ」という投資信託2銘柄をそれぞれ毎月1万円ずつ積み立てることにしていました。

 積み立て投資というところは良かったのですが、いずれの銘柄も手数料(購入手数料や信託報酬など)の高いアクティブ型の投資信託であり、現在の私の選択肢には入ってこないような商品です。当時はマネー雑誌か何かを読んで、そこで推奨されている商品を買えばすぐ値上がりすることを期待していたのではないかと思いますが、いずれの銘柄も2年以内に積み立てを停止し、すべて売却していました。

 当時と比べ今は投資信託に良い商品が揃っており、投資信託を購入するなら手数料の安いパッシブ型(インデックス型)の商品を買って(NISA口座で)長期保有といきたいところですが、恥ずかしながら最初は全く逆のことをしたようです。知見がないというのは本当に残念なことです。

 2001年(平成13年)10月には、E*トレード証券(現在の「SBI証券」)にも口座を開設しました。同社はオンライン専業であったため、取引手数料が安いことに魅力を感じたのでしょう。途中で会社名は何度か変わりましたが、こちらの口座では、現在に至るまで特定口座やNISA口座で日本株などの売買をしてきました。

著者

還暦おじさん

サラリーマンとして55歳の誕生日を迎えた2018年に関連団体に転籍し、今年(2023年)還暦を迎えました。転籍退職金などを元手にネットで情報収集しながら資産を楽しく運用しています。

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