2004年に現在の住まい(新築マンション)を購入し、住み始めてからもう19年以上経過しています。

 2023年の年末のことですが、朝起きていつものように寝ぼけながらリビングのカーテンを開けていると、突然カーテンが自分の腕に落ちてきました。一体何が起こったのかと驚きましたが、よく見ると落ちてきたのはカーテンだけでなくカーテンレールも一緒でした。
 リビングのカーテンレールは2本セット(ダブルレール)で天井に固定されており、手前側にドレープカーテン、奥側(窓側)にレースカーテンがかかっていますが、落ちてきたのはドレープカーテンとそのレールでした。

 天井をみると、レースカーテンとそのレールには特に被害はなくそのまま固定されており、ドレープカーテン用のレールだけがレールを固定する金具から外れて落下していました。この金具の名前をネットで調べてみると、「ブラケット」と呼ばれる部品であることがわかりました。我が家の場合は2本のレールを固定しているので「ダブルブラケット」という部品だそうです。

 ところで、我が家のリビングは、2か所の角(コーナー)に柱がなく、ガラスでつながっています。このため、2本のカーテンレールはコーナーのところでRをとって90度曲げられ方向を変えて反対側のレールとジョイントされており、コーナー部分を通過してカーテンが引けるようになっています。
 なお、落ちてきたレールの端からジョイント部分までの長さは約4mあります。

 落ちてきたレールのコーナー部分やジョイント部分は天井に固定されたままなので、とりあえずドレープカーテンをレールのランナーから外し、落ちてきたレールの端をビニール紐でレースカーテンのレールに結び付けるという応急処置をしました。

 その後、レールを固定しているダブルブラケットを観察してみると、金属部分が少し折れ曲がっており、プラスチック部分は劣化して割れていました。これでは、落ちてきたレールをそもまま元の状態に戻すことは無理なので、レール全体を取り替えるしかないと判断しました。
 また、落下の原因としては、この部分は南西側で日当たりが良いことと、カーテンの長さが長いのでカーテンを開けるために端に寄せた時にレールに大きな荷重がかかっていたことから、ダブルブラケットが経年劣化したのではないかと推定しました。

 とにかく専門業者に頼んで早急にカーテンレールを交換してもらわければと思いましたが、年末だったためお願いしても工事は年明けになるのは間違いないし、安易にカーテン業者にお願いすると、レールの修理だけでなくカーテンの交換もセットで勧められそうになると考え、困ったことになったと思いました。
 そのため、ネットで探した住宅修理専門の店に連絡し、即日見に来てもらいましたが、「うちでは無理です。」と断られました。

 さてどうしたものかと思いましたが、最近我が家のすぐ下の部屋を購入された方が数カ月前から大規模なリフォーム工事(おそらくリノベーション工事)を実施中であることを思い出し、ダメ元でそのリフォーム業者にお願いしてみたところ、すぐに現場を見に来てくれました。
 そのリフォーム業者は、カーテンレールの交換は可能ということでひとまず安心しましたが、年末なのでレールなどの部品の手配が1月9日以降になると告げられたため、年末年始を挟んでしばらくはレースカーテンだけで過ごすことになりました。

 年が明けてしばらくしてから約束どおりそのリフォーム業者から、「職人が忙しいので中々つかまらないが、何とか工事日の調整できたのでお伺いする。」と連絡があり、後日、工事をしてもらいました。
 レールのコーナー部分は現地合わせでRをとって曲げてもらうことが必要でしたので、専門技術を有する職人でないと施工が難しいと聞かされ、ネットで探した住宅修理専門の店に断られた理由を理解しました。
 リフォーム業者が健全部分のレールの部品発注を忘れていたため、工事が2回に分割されるというハプニングもありましたが、1月中にドレープカーテンが使えるようになりました。

 以前よりもカーテンの開閉音が静かで、軽やかに動くので出来上がりには大変満足しています。また、補修用のランナーもいただきました。工事費もリーズナブルで良心的だったので、今後も何かあれば(例えばもう一方のコーナーのカーテンレールが落下するなど)お願いしたいと話したところ、気持ちよく応じてもらえ、「下の階の部屋でほとんどのことはやったので、このマンションの部屋については大体のことはわかります。」という心強い言葉もいただきました。

 そういえばこのマンションも最近は中古で買われる方が増えてきていますが、買われた方のほとんどは入居前にある程度リフォームをされているようです。
 マンションは年数が経つと様々な箇所の修理や取り換えが必要になります。共用部分については毎月積み立てている修繕積立金などで修理がされますが、自宅についてはそのような仕組みはありません。
 昨年は、我が家のウォシュレット一体型便器が水漏れを起こし、高額な費用を掛けて新品に取り替えるということがありましたが、今後もこうした突然の出費を覚悟しておく必要があると新年早々改めて認識したところです。

著者

還暦おじさん

サラリーマンとして55歳の誕生日を迎えた2018年に関連団体に転籍し、今年(2023年)還暦を迎えました。転籍退職金などを元手にネットで情報収集しながら資産を楽しく運用しています。

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